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JetCardの作成方法 / 外部メディアからのブート方法

イントロダクション

NVIDIA JetsonTX2とAGX Xavierには、基本的なイメージを構築するのに32GBの内部eMMCが搭載されています。 新しくリリースされたNVIDIA Jetson NanoおよびXavier NX製品では、内部eMMCは以前の32GBではなく16GBに制限されました。 SDKコンポーネントを追加して、全部イメージをインストールすると、合計サイズは最大14 GBになり、一般的な使用と開発のために残されたスペースは、ほとんどなくなります。
ここでの手順により、Jetsonモジュールを、より大きなストレージである外部メディアから起動できるようになります。

 

互換性

互換モジュール:

-Xavier NX JetPack 4.4
-Nano: JetPack 4.4.1
*JetPack 4.6以降では異なる手順が必要となります。詳しくはお問い合わせください。

互換 メディア デバイス:

-NVMe
-microSD Card
*USB はサポートされません。

 

インストラクション

1. BSPのインストール:

BSPのインストール方法は「CTI-L4Tボードサポートパッケージ(BSP) インストール方法」を参照してください。

2. スクリプトのダウンロード:

Linux_for_Tegra フォルダに次のスクリプトをダウンロードします。 create_sd_image

ダウンロードは、次のコマンドで、Linux_for_Tegra フォルダに直接できます。
 wget https://connecttech.com/ftp/dropbox/create_sd_image.sh

3. スクリプトを実行可能にする:

次のコマンドで、スクリプトに実行許可を与えます。
 chmod +x create_sd_image.sh

4. メディア デバイス名を見つけます:

使いたい外部メディアを挿入します。
 *NVMeへの書き込みの場合、M.2 NVME to USBアダプタボードなどを使用して、ホストコンピュータに直接接続する必要があります。
デバイス名を見つけるには、いくつかの解決策があります。
– Ubuntu では、名前を見つけるのに、 ‘disks’というアプリケーションがあります。
– 次のコマンドで、ストレージデバイスのパーティションがリストされます。
 sudo fdisk -l

デバイス名は次のどれかになります。
 /dev/sdX  *ここで X は[a-z]のどれかです
 /dev/mmcblkX *ここで X は [0-9] のどれかです
 /dev/nvmeX *ここで X は [0-9] のどれかです
 
正しいデバイスを選択していることを必ず確認してください。
デバイスを間違えた場合、全ファイルシステムが消去されデータを回復することができません。

5. スクリプトの実行:

外部デバイスのデバイス名があれば、引数にデバイス名を使用してスクリプトを実行します。
これにより、rootfsがデバイスに書き込まれるため、時間がかかります。
 sudo ./create_sd_image.sh /dev/
例:
 sudo ./create_sd_image.sh /dev/sda

6. システムを全て消し去る準備をする:

このスクリプトの実行に成功した後、外部メディアを抜き、CTI キャリアを装着します。
CTI キャリアに外部メディアを付けた状態で、システムに電源を入れて、システムを強制リカバリーモードにします。

7. デバイスをフラッシュする:

システムを強制リカバリーモードにしたら、デバイスをフラッシュするために次のコマンドを使用します。
 sudo ./flash.sh external
例:
 sudo ./flash.sh cti/Xavier-NX/photon external

8. デバイスの設定:

互換性のあるJetpackバージョンの場合、通常どおりシステムセットアップを続行できます。
Jetpack 4.4.1以降では、現在、OEM構成中のパーティションサイズのデフォルト値が機能しないという問題があります。デフォルト値は最大サイズである必要がありますが、「0」を入力してください。そうしないと、システムが起動に失敗します。0を入力しても、使用可能な最大サイズを使用する必要があります。

 

参照元:kdb377: Booting Off External Media with CTI Jetson Carriers

 

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